梅雨も明けて雨が落ち着いたと思いきや、夏の夕立に襲われる。
なぜ夏の夕方は、夕立(一時的な雨や雷)が発生することが多いのでしょうか。
気象学的には驟雨、にわか雨、雷雨、集中豪雨といった現象にあたり、
正午を過ぎたころから日没後数時間までの時間帯に発生するものを夕立といいます。
雷、突風、雹(ひょう)などを伴うことがあります。
夏の強い日差しで地面付近の湿った空気が暖められ上昇します。
これにより積乱雲ができ、雨を降らせます。
夕方に降ることが多いのは、午後になって地面付近の気温が高くなると
上空の気温との差が大きくなって、上昇気流が起こりやすくなるためです。
これによって午後過ぎから積乱雲ができ、夕方頃に雨が降ります。
積乱雲は、長くても1時間程度で消えるため、強く降ってすぐに止んでしまうことが多いのです。
また、積乱雲は、雲の高さは高いですが、面積がとてもせまいため、
雨の降る場所と降らない場所がはっきりとわかれていることが多いです。