普段食べているものの原料に何が含まれているか把握していますか?
全ての原料を把握して、購入している人は正直いないのではないでしょうか。
お菓子やジュース・炭酸飲料は、なんとなく健康に悪いというイメージはあります。
しかし、「食べ過ぎると太りそう」「塩分や糖分の過剰摂取になるかな」といったように考える程度で、「その食品が安全なのか」「食品添加物って具体的にどのように悪いのか」など考えたこともありませんでした。
山崎製パンのパンには発がん性物質が入っているという噂を聞いたことがあります。
なんとなく、購入を避けて別の食パンに手を伸ばすも、どの原料に発がん性があるのかもわからないため、情報に振り回されている自分にモヤモヤ状態です。
先日、本屋に立ち寄った時に目に付いた本がありました。
食べるなら、どっち! ? 不安食品見極めガイド (Sanctuary books)です。
おすすめの棚に陳列されていて、ひと際目立っていました。
同じ品目の異なるの食品を比べて、どっちの方が食べるのに安全かを比較する本です。
例えば、
「おたふくソース」と「ブルドッグソース」食べるならどっち?とか、
「コカコーラ」と「コカコーラ・ゼロ」飲むならどっち?など
お菓子や飲料、冷凍食品、調味料など、多品目の人気商品を比較しています。
それぞれ、比較した商品の原料が明記してあり、具体的に何がどのような理由で不安なのか見解が添えられています。
この本では2つの商品を比較した場合に、より安全な食品を判断しているので、
「食べるならこっち!」といわれている食品でも食品添加物が使われていることが多く見受けられます。
例えば、1つの原料をとってみても、
とある商品で何年前までは許可されていなかったから不安という理由でNG食品になっていますが、違う商品では、何年以降は許可されているからOK食品という矛盾点もあります。
結局は、無作為に選んだ2つの商品の比較にすぎないので、OKとされているから完全に安心というわけではありません。
そして、「以前は許可されていなかったから」とか「カラメル色素はNGなものがある」とか、本当に危険なのか曖昧なものがあり(だから”不安”食品というタイトルなんだろうけど…)この比較を鵜呑みにすべきでないと思います。
NGと言われている原料を気にしていくと、この原料は極力摂取しない方がよさそうだとか、不安原料の知識が身につきます。
今までも、食品添加物などの本が様々出ていますが、写真を大きく載せているうえ、知っている商品が並び、とてもわかりやすく楽しみながら学べる一冊だと思います。
身体に悪そう!というあいまいなイメージでなく具体的な内容がわかるので、余計な摂取を抑えられる可能性もあります。
個人的には、人工甘味料のスクラロースとアセスルファムKあたりは、できる限り摂取しない努力をしたいなぁと感じます。
しかし、食品添加物を完全に避けてお買いものなんてできないとも思うので、知識をそっと頭の片隅に入れておく程度にしたいと思います。
特に小さいお子さんがいらっしゃる家庭などは特に気にされる方が多いと思いますし、人工的な添加物ばかり摂取する生活は身体によくないので、食卓を見直すきっかけにしてもいいかもしれません。